滋賀医科大学外科学講座開講50周年記念

海外留学支援基金

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  理事長 谷 徹

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事長
滋賀医科大学名誉教授
滋賀医科大学 先進的医療研究開発講座(共同研究講座)特別教授

 外科同門会の皆様へ
 日々周りの景色が明るく見える今日この頃、皆様方はご健勝のことと存じ上げます。
 世界中が4年に渡るコロナ禍に我慢を強いられてきました。今、これまでの我慢を打ち破り以前に増して力強い活動が期待され、必要になっていると感じます。
 同門会では2024年の新年会を先読みして皆さんとお会いできる従来の新年会形式を予定していますが、丁度外科学講座開設50周年と外科同門会設立20周年の節目の年となります。不作為であった3年を埋め、外科医不足の対策を考え、外科学講座の一段の発展を期すべく50周年記念事業として、若手医師の留学支援をする基金を立ち上げる事を理事会・総会にて承認いただきました。本年から2年に渡り皆さんにご寄付をお願いすることになります。又外科同門会設立20周年記念事業は同門会誌を特別号として皆さんのコロナ経験談特集等を企画します。
 是非とも今回事業の意義と重要性をご理解いただき、ご協力の程よろしくお願いします。
 
 

 
 
 
 
 
 

GREETING 

理事長のメッセージ

 

  副理事長 平野 正満

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 副理事長
淡海ふれあい病院 院長

 滋賀医科大学は滋賀県さらには日本の医療を支え貢献する人材育成の場として1974年に設置され、2024年で開学50周年となります。滋賀医科大学外科学講座は旧第一外科が1975年に、旧第二外科が1976年に開講し、ともに間もなく50年という歴史の節目を迎えようとしています。この間にはそれぞれの外科学講座が1本化され大講座制に移行するとともに、2つの同門会も合流し滋賀医科大学外科同門会として会員数が300名を超える確たる組織に発展してきました。この1月の理事会、社員総会で50年を迎えるにあたっての記念事業を立ち上げることが決定され、その内容は外科同門会の使命である外科医の人材育成であり、将来の外科学を支える若手外科医に海外留学の機会を創設するとし、海外留学支援基金の名のプロジェクトとなりました。
 皆様には日頃から医療の最前線でご活躍され大変お忙しいとは存じますが、時には以前過ごされた母校にも想いを馳せていただき、本事業の趣旨にご賛同賜れば幸いです。そして、本事業の達成のため格別のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。

 
 
 
 
 
 
 

GREETING 

副理事長のメッセージ

 

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事 名誉会員
滋賀医科大学名誉教授

  小玉 正智

―海外留学支援基金に想いを託してー
 滋賀医科大学は、令和6年(2024年)に開学50周年を迎えます。同様に外科学講座が開講50周年を迎えますので、一般社団法人滋賀医科大学外科同門会は、その記念事業として種々の案が検討されてきましたが、外科学の未来を託す事業として“若い外科医のために海外留学基金”を作ることが決まりました。基金の目標募金金額は、1000万円であります。
 想い返せば、外科学講座は、第一講座、第二講座の二講座制で始まり、両講座は分担した外科領域を苦労しながら着実に発展させてきました。今後、この基金の助成により、若い外科医が、より多くの機会を得て海外留学し研鑽して大きく飛躍する一助となるよう祈念して、関係者のご協力をよろしくお願いいたします。

 

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事 名誉会員
湘南鎌倉総合病院 病院長補佐 心臓血管外科統括部長
滋賀医科大学名誉教授・客員教授
順天堂大学医学部客員教授

  理事 浅井  徹

滋賀医科大学外科学講座開講50周年おめでとうございます。私は2002年から17年にわたり滋賀医科大学外科学講座で教授をつとめ、教室員たちと最高水準の外科治療を目指しました。その後順天堂大学を経て、昨年から湘南鎌倉総合病院で心臓血管手術の指導と執刀を行なっています。滋賀医大では世界を意識した臨床と研究を目指しましたが現在の後進達がそれを受け継いでくれています。今後若手医師が滋賀から世界で見聞を広げ力強く成長することで地域医療がさらに充実し、地域に支えられて世界を目指す講座に発展することを祈念します。海外留学支援基金収集事業に対する会員皆様の深いご理解とご支援をなにとぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事
滋賀医科大学名誉教授
医真会八尾総合病院 救急部 部長

  理事 江口  豊

滋賀医科大学外科学講座の開講50周年記念事業として「海外留学支援基金」が設立されましたことから、学術担当理事の一員としてご挨拶申し上げます。
 私は集中治療部副部長時代に、麻酔科から派遣されていた髙橋完先生に留学を勧め、現在金沢医科大学麻酔学講座教授として活躍してくれています。私の退官に際し、髙橋先生から以下の寄稿をいただきましたので、その一部をご紹介させていただきます。
・・卒後10年目となり、ある程度自信を持っていたかもしれない。当直も多く同じことを繰り返す毎日であり徐々に消耗していった。そんな私の限界と慢心している様子を見透かすように、江口先生から「留学しなさい」とのことでした。その理由は研究業績云々ではなく「留学したら言葉が通じないから人として謙虚になれるねん」というものであった・・
 この基金を元に、新たな世界に挑戦する多数の先生方が現れることを期待します。

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事
独立行政法人国立病院機構 東近江総合医療センター 名誉院長

  理事 井上 修平

 私は滋賀医大の3期生で1983年に卒業後、外科学講座に入局しました。その当時は第1第2外科を併せて20人が入局するくらい人気の診療科でした。しかし年数が経つにつれ外科に入局する若者は減少し、同時に医学博士を取得する人も減少してきました。また海外留学を目指すような志が高い者も減少しています。これらの背景には新臨床研修制度の導入や専門医制度取得の条件の変遷が大きく影響しており、コロナ禍も逆風となりました。今回、滋賀医科大学外科学講座開講50周年記念として海外留学支援基金の設立は新たな世界に若い外科医を送り出す重要な役割を果たすと思いますので、できるだけ多くの賛同者が集まるように期待しています。

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事
滋賀医科大学名誉教授
医療法人社団美松会 生田病院 院長代理

  理事 遠藤 善裕

 私は、入局2年目の春に、ペンシルバニア大学で臨床見学の機会を得ました。見学施設の医療体制は、朝7時からカンファレンス、手術となり、夕方5時以降は、当直医に任せて、勤務終了となります。また、患者の状態が悪くなると、各専門の先生方が1人の患者に係わるチーム医療に驚きました。当時の滋賀医大では、手術が終わった17時以降が、研修医の腕の見せ所で、深夜遅くまで病棟で働いていましたし、患者が悪くなれば、主治医がすべての面倒を見るというシステムでした。研修の初期から、他国の医療に触れられたことは、大変有意義であったと考えます。
 このような機会を、多くの若手外科医が経験することを援助する本制度は大変有用だと考えますので、ご協力を御願いいたします。

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事
日本赤十字社 大津赤十字病院 心臓血管外科 部長

  理事 白石 昭一郎

 私は1985年に滋賀医科大学を卒業しました。その後、滋賀医科大学の第二外科
(当時)に入局し、現在は、大津赤十字病院心臓血管外科部長として勤務してます。
 2003年に、オーストラリアのメルボルンのAustin Hospital へ短期留学する機会を得ました。短期間でしたが、10例ほどの開心術、ICU、病棟を見学させていただきました。この貴重な経験は、私の心臓血管外科医人生の礎となり、道標となりました。
 この度、滋賀医科大学外科学講座が開講50周年を迎え、若手医師や外科医を目指す学生に向けて海外留学支援のための基金が設立されました。この趣旨にご賛同いただき、ぜひご協力をお願いいたします。

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事
きづきクリニック 院長

  理事 木築 野百合

 コロナ禍の異常事態から、世界が徐々に日常にもどりつつあります。感染拡大の不安は拭いされてない状況で、皆様、それぞれのお立場で課題も多いかと思います。また、医師の働き方改革の実施期限がせまっていて、実質医師が不足している状況と言わざるを得ません。特に外科への入局者が少ない事実を認識して、対応が必要な段階です。教室の50周年に、前途ある若手医師が多く外科医を目指せるよう、女性医師が躊躇なく、外科入局を決心できるよう皆様方のご理解ご協力よろしくお願いいたします。

一般社団法人 滋賀医科大学外科同門会 理事
滋賀医科大学外科学講座(呼吸器外科) 准教授

  理事 花岡  淳

 海外の施設で最先端の研究や臨床(手術療法や周術期管理)に関わり、経験豊富なエキスパートとのディスカッションを通じて自己啓発を図り、自身を高める機会は大変貴重です。このような経験を若手医師に提供するための海外留学支援事業は会員の皆様のご協力が不可欠です。日本の医療の未来を担う若手医師を育成し、医療の発展に貢献するために、ご支援をお願い申し上げます。皆様の熱いご支援を心よりお待ちしております。